Definision of mituori(みつおりの定義)

三つ折りソックスの定義 ソックスを穿いた状態で踝最下部より上部を2度折り返した形状をいう。


三つ折りソックスの歴史 ソックスの歴史は紀元前に遡ると言われている。エジプトの町アンチーノで
は4世紀から5世紀の靴下が発見されている。
靴下が本格的に穿かれるようになったのは西暦1000年ごろのヨーロッパで
足の保護と防寒のためであった。靴下にファッション性が求められるようにな
ったのは1400年代に入ってからといわれている。 なお、女性が靴下にファッシ
ョン性を求めるようになったのはミニスカートが登場した1900年ごろからと言
われる。 日本においては、戦国時代に南蛮文化の伝播によって靴下ももたら
されたと考えられるが実際に認知されるのは明治維新後である。
ただ、三つ折りソックスの歴史となると判然とはしない。アメリカでの女性解放
運動の闘士達が好んで穿いたという情報もあるが定かではない。
50年代になるとアメリカではフィフティーズという若者文化がおこった。ロック
ンロールに乗ってポニーテールにロングギャザーのスカート。足元は三つ折り
ソックスにサドルシューズで決めていた。 この文化は77年になると日本のティ
ーンの間でもフィフティーズファッションとして流行した。その後、バブル真っ盛
りの89年突然に都内で三つ折りソックスが大流行となる。 ラルフローレンやELL
Eといったブランド物の三つ折りソックスがステータスとなるも、93年ごろになり
ルーズソックスの大流行で消え去ることになる。


三つ折りソックスの存在意義  世の中から三つ折りソックスが淘汰されつつある現在、三つ折りソックスの存在意義とは一体何なのか。それは、すなわち「秩序美」の三文字に尽きる。 ソックスはハイソックスから踝ソックス、最近ではニーソックスなどと長さが異なる種類のものがある。だが、一般的な長さのものとなると踝より少し上までの丈のあるクルーからスリークォーターが多い。 これらはそのまま穿いていると活動に伴ってずり落ちてくる。ハイソックスも同じであり、その対策のためにかってはソックタッチなるものが必需品となった。 それに比べて、三つ折りソックスはスリークォーターサイズないしクルーサイズを三つ折りに折り込むことでずり落ちを防ぐばかりか、その形状を外力がかからない限り脱ぐまで保ちうるのである。 このことが、だらしない状態を未然に防ぎ、さらに平面的であったソックスシーンに立体感を与え3次元的なフォルムを作り出し、清楚で凛とした美をもたらしたのである。 かつては、都内をはじめ全国の有名女子校はみな三つ折りソックスが必ず採用され厳守されていた。しかし、昨今は、女生徒確保のためか、多くの女子校がその規定を解除し紺ハイソや白ハイソなどに移行している。 現在、この規定を守っているのは名古屋の金○学院、兵庫の播磨学園などごく一部になってしまった。(最近になって広島の比○山や東京の大○多摩も三つ折り規程を廃止してしまったのは非常に悔やまれることである。)


三つ折りの正しい穿き方(三つ折り作法) 
@足入れ〜弓張り  ソックスに足をいれ目一杯引き伸ばす。このことによりソックスのパフォーマンスの全て使うことができる。
A決め折り  ソックスの上端部から踝下までの真ん中を狙って一折りする。この折りが三つ折りの折りの丈(長さ)を決めるので重要な作法である。
B締め折り〜直し  決め折りした上端部をつまみ同じ丈に折り返す。これで三つ折りは完成するが、三つ折りの形状をさりげなく直すのも作法の内であり名残りが感じられ美しい。まさに様式美といえよう。

三つ折り作法の手順画像(「みるスポ 伊東ちかほ」より)
@足入れ〜弓張り



A決め折り



B締め折り〜直し




純正三つ折りソックスとは  純正三つ折りソックスとは、その折り丈とソックス、脚のスパンとの比率で最も美しい折り丈でリブ織りが陰影を織りなすものを言う。三つ折り黄金比率ともいう。 折り丈は5センチくらいがよい。足のサイズとマッチしていることも重要で、先端部にだぶつきがあったり、小さすぎて足の肌が透けるものは論外である。なお、ここで言うソックスは純白のソックスのことを言う。





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